大会長 ご挨拶


「大会開催にあたって」


大会長 安川 明夫


第60回 (一社)比較統合医療学会学術大会は、2017年12月2日(土)~3日(日)の両日、東京都豊島区東池袋の帝京平成大学において開催する運びとなりました。
第60回学術大会の特徴は、第20回 日本補完代替医療学会学術集会と合同で開催する処にあります。(一社)比較統合医療学会は、獣医師、医師、歯科医師、看護師、動物看護師、薬剤師、鍼灸師をはじめCo-Medicalの研究者とこれに従事する方々が集う学会であり、鍼灸や漢方その他伝統・伝承医学・東洋医学などの研究分野、そしてComplementary and Alternative Medicine(CAM)臨床の各分野、更に近代西洋医学の領域から低侵襲外科、様々な疾患に対する栄養療法そして日本住血吸虫症等の人獣共通感染症(Zoonosis)についても研究を重ねております。
そこで、本学術大会においては、『人間と動物の医療を共に考える』をテーマにヒトと動物に共通する疾患や共通しない疾患、さらにその診断・治療法を検討し、情報を交換する事により、今後の医療に寄与できればと考えております。

そもそもCAMならびにIntegrative Medicine(IM)という用語は、ヒト、動物、ともに用いられている用語ですが、これらはあくまで西洋現代医学を基盤とし、もしくは前提とした位置付けにあり、近代医療を補完する、いわゆる+αとしての治療手法などと考えられておりますが、本来、医療とは統合医療である筈です。CAM、IMの各分野は決して+αではなく古くから伝統殉じて考察しても診断治療法として、古くから存在している例も多くみられます。そこでこの機に、再度全てを統合、融合して、例えば保険適用されている診断治療法だけではなく、有効的な治療を改めて統合的な診断治療法として提案して行こうと考えています。今回の合同開催により、両学会員の様々な職域からの意見と情報を交換し合い、統合していくことにより、より良い医療を実現し、比較統合医療:Comparative Integrative Medicine(CIM)の確立に向け会務を更に推進したいと考えています。

このように今回開催する学会は、いわば異分野融合型というよりも多分野融合・統合型の学術集会として、初めての試みであり、CAM、IMにおけるさまざまな診断治療手法、材料・素材、効能やそのメカニズムの解明を行うことで、今後のCIMの発展に大きく寄与するものと考えています。多くの発表ならびに皆様のご参加をお待ちしております。


2017年8月吉日 不尽



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